SPIマーク、もしくはSPIコードはプラスチック材質のものに、リサイクルマークの中に数字が入っているものです。SPIマークは材質識別マークといい、1989年にアメリカプラスチック産業協会(Society of Plastics Industry)が、プラスチックの材質を番号で表記することで、プラスチック廃棄物を効率的な分別と収集促進を図るために制定しました。プラスチック産業協会の英語表示の頭文字を取ってSPIコードやSPIマークと言われて、プラスチックの材質を表す数字は1〜7まであります。
日本ではプラスチック材質表示は数字ではなく、真ん中にプラと書いたリサイクルマークの下にアルファベットの記号で表示されています。「資源有効利用促進法」で定められている『識別表示』とは違って法的義務はありません。
ポリエチレンテレフタレート(PET)とポリプロピレンを積層させた複合材質の場合に、プラスチック材質を表示するばあいには、主たる材質のアルファベットに下線を引いて表記します。
一括表示にプラスチック材質を表記する場合には、製品の役割名に材質または素材表示を併せて表記します。
PET材質のボトルに表示することが、資源有効利用促進法で義務付けられています。これはプラスチック廃棄物の分別と収集を促進するために用いられています。