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チーム・マイナス6%
地球温暖化の一因とされる温室効果ガスを抑制するため、日本政府が2005年から2009年まで主導したプロジェクトです。2010年からチャレンジ25キャンペーンに衣替えしました。
マイナス6%という数字は、2005年京都議定書で発行した二酸化炭素(CO2)排出量を1990年に比べて6%削減することを目標にした数値です。マイナス6%という目標を掲げて、日本政府が国民に向けて地球温暖化対策の普及啓発と情報提供を、経済界と協力して進めた大規模な国民的運動として「チーム・マイナス6%」を立ち上げました。
地球温暖化問題は、地球全体規模で大きな問題になっています。自動車、電気、電子機器などから排出される二酸化炭素(CO2)が原因で地球温暖化が進んでいった結果、南極の氷の融解が加速的に進んでいるだけではなく、世界的な規模で異常気象が起こっています。
マイナス6%のCO2削減を目標に掲げて様々な試みが行なわれたほか、企業側もCO2削減に役立つことを示すためのロゴマークを作成して、対象となる商品に用いられました。
チーム・マイナス6%のアクションプラン
- アクション@『冷暖房の温度設定』
- 夏場の冷房を28℃、冬場の暖房を20℃が数値目標。一世帯当たりの年間CO2削減効果は32.5s。
- アクションA『節水』
- 水道水の送水にはたくさんの電気が使われています。こまめにシャワーを止め、節水を心がけると一世帯当たりの年間CO2削減効果は69s。
- アクションB『アイドリングストップ』
- 停車やパーキングの時のアイドリング、ガソリンは1分あたり約0.014リットル消費されています。1日5分のアイドリングストップをすると、年間で20時間の節約になります。一世帯当たりの年間CO2削減効果38.6s。
- アクションC『エコ製品を選ぼう』
- 冷蔵庫やエアコンなど家電製品を買い替える時に、省エネ性能を選びましょう。
- アクションD『過剰包装を断ろう』
- 小さく折りたためるエコバックを携帯して、無駄な包装を持ち帰らないようにしましょう。一世帯当たりの年間CO2削減効果58.3s。
- アクションE『節電』
- 電気製品を使用していない時にも、電力は待機電力として消費されています。使用していない時には、使用頻度の少ないものからコンセントを抜きましょう。スイッチ付きコンセントも活用も効果があります。一世帯当たりの年間CO2削減効果60.1s。